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歯周病

【歯周病治療】症例5 根面被覆:こんめんひふく

2017年02月01日

歯茎が下がって、なんだかしみる。
治療方法として、よく行われる方法としては
「レジン充填:レジンじゅうてん」
コンポジットレジンという白いプラスチックを露出した歯根に貼り付ける方法があります。
ただしピンクの歯茎が増えるわけではありません。
たんに歯根を白いプラスチックでカバーして刺激を遮断しているだけ。おまけに白いプラスチックは年月とともに変色してきます。
もっといえば、白いプラスチックを貼り付けても下がってきた歯茎がさらに下がっていく可能性は当然あります。根本的な解決方法とは言えないかもしれません。

もう一つの方法は「根面被覆」
英語で言えば「Root Coverage:ルートカバレッジ」
口蓋という上顎の内側の結合組織を歯茎が下がった部分に移植する方法です。
考えてみてください。
口の中には雑菌だらけなのに、歯茎の下の骨は無菌状態
何が雑菌が骨の中に侵入するのを防ぐのでしょうか?
それは歯の周りにある歯茎が雑菌の侵入を防いでいるのです。
東洋人の歯茎と歯を支えている歯槽骨は西洋人と比べても薄いと言われています。
皮肉なことですが歯磨きを頑張る人に限って歯茎が下がる傾向にあるかもしれません。
誤解しないでくださいね!!
歯磨きをするなと言っているのではありませんよ!!

正確に言うと、
「歯肉と歯槽骨の薄い人が硬めの歯ブラシを使って歯磨きを頑張らなきゃと、ガシガシ歯茎を力強くこするように歯磨きしていると歯肉が薄くなることが多いような気がします」
話はそれますが、歯磨きって言葉は誤解しやすいですよね。
文字どおり歯を磨いても結果は出ませんからね。
歯の表面に付着した目に見えない細菌の集合体であるバイオフィルムを最低でも24時間に1回は除去するって事ですからね。
歯茎が下がる原因としてはそれだけではありません。
歯列不正があって、TCH (昼間起きている時に無意識に長時間しているサイレント歯ぎしり・くいしばりの事)があっても歯茎は下がりやすいです。
根面被覆によって下がった歯茎が覆われて
厚みが分厚くなるとクリーピングといって
じわじわ、下がった歯茎が成長して上がってきます。
生体による防御壁を獲得できるのです。
写真は術前の下がった歯茎と治療4ヶ月後の歯茎が上がってきた状態です。歯茎の厚さも分厚くなってきたのがわかります。

もし歯茎が下がってきて冷たいものがしみるようでしたら
「根面被覆」という治療方法もありますのでシエル歯科クリニックにご相談ください。